JR戸塚駅階上改札の東口ぺデストリアンデッキを中心にイベントなどを行う「戸塚フリーステージ実行委員会」が先月24日、国土交通大臣から表彰された。2004年の設立以来続けてきた美化活動が評価された。
表彰は国交省が毎年8月を「道路ふれあい月間」に設定している一環。道路の正しい利用の啓発や道路愛護活動において、著しい功績が認められた団体に、感謝状が贈られた。神奈川県では4件の表彰があり、横浜市への表彰はそのうち3件だった。
表彰式では、国土交通大臣に替わって、横浜市道路局長から各団体の代表に賞状と盾が手渡された。
団体・個人が集まり美化
戸塚フリーステージ実行委員会は「ハマロード・サポーター事業」に登録している任意団体。横浜商工会議所戸塚支部、戸塚区商店街連合会、戸塚駅東口ラピス商店会、戸塚東口商店会など区内団体や個人が協力し、実行委員会を運営している。戸塚駅を中心に、にぎわいづくりや活性化をめざし、区の支援を受けながら音楽ライブなどのイベントを行ってきた。イベントの舞台となるぺデストリアンデッキとその周辺の景観を守ろうと美化活動を継続している。清掃や植え込みの手入れ、雑草抜きに加えて、破損箇所の情報提供など、戸塚土木事務所との連携も行う。
広がる清掃の輪
実行委員長の片山大蔵さんは、委員会の結成当初から美化活動を続けているメンバーのひとり。ゴールデンウィークを過ぎると、雑草の伸びも早くなり、夏の間はほぼ毎日活動しているという。年数を重ねるにつれ、声をかけられることが増え、作業中に感謝やねぎらいの言葉、飲み物の差し入れをもらうことも。参加する人の輪が広がっていることを実感しているとのこと。
近年は「手すりが磨かれている」「枯れた花が抜かれている」といった他の団体や個人による清掃活動の跡もみられるようになった。
片山実行委員長は「バス・電車の乗降場所から近いことから、多くの人に関心を持ってもらえているのでは」と話した。「今後の目標は、この活動を蔓延させること。できるところを掃除しながら、地域の子どもへの情操教育にもなれば」と語った。
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