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「めまい」を正しく理解しよう 神経内科・小宮山純医師
多くのめまい患者さんは、必要な病歴の聴取と診察(頭位・頭位変換眼振検査など)が行われず、十分な説明もなく点滴や内服薬でお茶を濁されています。一方で、不要な頭部MRIや血液検査などが施行されているケースもあります。
このような不適切で過剰な診療が行われる最も大きな要因は、専門医でないと周囲が回って見える原因となる目の振れ(眼振)の眼振のタイプから、障害部位と疾患を推定することが困難なことが挙げられます。
このめまいの過半数は、耳石がはがれて三半規管に迷入して起こる「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」です。専門医が診察すると、耳石の迷入場所を突き止め、体位変換で耳石をめまいの生じない場所に移動させる治療を行います。
BPPV以外にも多くの病態がめまい・ふらつきに関与します。急性発症で持続性めまいを呈する「前庭神経炎」や耳鳴り・難聴を伴う「メニエール病」のほか、「緊張型頭痛」「起立性低血圧」「心疾患」などが主なものです。インターネットの情報で自己流の治療を行わず、専門医に相談しましょう。(診察日/第2・4火曜日午後)
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