9人の仲間とともに「戸塚っ子マーチ」を制作した 西嶋 智哉さん 舞岡中学校1年 12歳
皆のアイデアを形に
○…戸塚区内の小・中・高・特別支援学校全45校が音楽やダンス、美術などさまざまな表現方法で参加する戸塚っ子いきいきアートフェスティバル。10年目となる今年、愛唱歌が募られ、11組の応募の中から「戸塚っ子マーチ」が選ばれた。初披露となったのは10月1日に開かれた、第19回ステージ発表。「いろいろな発表の形がある中で、愛唱歌をたくさんの人が聴いてくれて、区内に音楽を楽しんでいる人がこんなにたくさんいるのかと感動した」と当日の気持ちを話した。
○…応募のきっかけは、通っていた鈴木葉子ピアノ・リトミック教室で、講師から「やってみない?」と声をかけられたこと。教室に通う仲間たちで曲作りをした。メロディーを考えるのは難しかったが、「先生にアドバイスをもらっているうちに、それぞれアイデアが浮かんできた」。まとめ役として大変だったのは、歌詞の言葉がたくさん候補にあがってきたこと。「入れるのをあきらめたものもいっぱいあった。音に言葉の字数や意味を当てはめて、歌詞の流れに合わせて入れ替えなどもしながら形にした」と振り返る。
○…完成した時、「思っていたより曲っぽい」と驚きを隠せなかった。「行進するようなリズム」で「(音楽のことを)知っている人も知らない人もイメージしやすいもの」を目指し、4拍子の予定だったものを2拍子の「マーチ」にしたことも功を奏した。家や学校の近くの柏尾川に住む生き物など、戸塚の自然のイメージを盛り込んだ。「覚えやすいものになってよかった」と自信をみせる。
○…歌うことが好きでピアノを始めた。初めての発表会では、『アルプスの少女ハイジ』を連弾した。ひとりだと緊張してしまうことも、人と一緒だと楽しく演奏できることを知り、良い経験になったのだとか。その腕を生かし、学校のクラスで伴奏を務めることも。「好きなことや知り合った人との仲を大事にしたい」
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4月18日