神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2017年2月9日 エリアトップへ

県立上矢部高校 新設「美術科」4月から 進路に寄り添う教育に

社会

公開:2017年2月9日

  • LINE
  • hatena
高文連会長賞を受賞した石川凪紗さんの「じこどういつせんそう」
高文連会長賞を受賞した石川凪紗さんの「じこどういつせんそう」

 神奈川県立上矢部高等学校(上矢部町)に2017年度から美術科が新設され、4月から2科制となる。これまでの普通科美術陶芸コースからは、例年コンクール受賞者が多数輩出されており、専門学科設置によって生徒のさらなる活躍も期待される。

 2016年度から神奈川県教育委員会が推進している「県立高校改革実施計画(I期)」。生徒らが社会で自立する力を得ることや個性・能力を伸ばすことなどを目標とした教育を実行していくものだ。計画の中には普通科専門コースの解消も組み込まれており、普通科美術陶芸コースのあった上矢部高校も改編の対象として、普通科に加えて美術科を新設する。

 2月15日から始まる同校美術科の入学試験には、志願変更期間前までで、39人の定員に対して52人が出願している。4月からは、新2・3年生は従来の美術陶芸コースの生徒として学び、新1年生は美術科の生徒として新課程を学ぶ。

実績重ね

 2016年11月から12月にかけて行われた「第63回神奈川県高等学校美術展」では、生徒7人8作品が受賞。中でも、平面部門では2年生の石川凪紗さんが油彩画で高文連会長賞を受賞し、「文化部のインターハイ」とも呼ばれる全国高等学校総合文化祭への出場を決めた。

 上矢部高校美術陶芸コースは例年さまざまなコンクールで生徒が受賞しており、画家など芸術分野で活躍する生徒を輩出してきた。戸塚アンダーパスの銘板に生徒のデザインが採用される、地域の小中学生を対象とした陶芸教室を開催するなど、美術を通した地域との関わりも深い。

専門性高める

 学科として設置する条件の一つに、25単位以上の専門教育を行うことがあるが、同校では従来もそれに近い単位数が課せられており、学科新設への地盤は整っていたという。

 また、新課程は美術大学進学にも対応できるカリキュラムとなっており、より生徒一人ひとりの進路希望や学習ニーズに応じられる課程を編成する。

 今年夏ごろまでには、デッサン専用の教室や美術科専用のコンピュータールームの新設も予定し、作品管理やWebデザインなど新しい分野にも対応できるようにする。美術科/地域連携グループの甲斐秀幸教諭は「より生徒に寄り添った教育ができれば」と話した。

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook