笑顔を見せる、眞由さんと鈴木社長
区内にわずか16歳で親元も離れ、単身で留学する女子高生がいる。
それが名瀬町在住の近藤眞由さん。行先は、カナダ・バンクーバーにある「ボドウェルハイスクール」だ。
隼人中学校（瀬谷区）を卒業したばかりの眞由さんだが、思いは既にカナダに飛んでいる。「英語をきちんと話せるか不安ですが、精一杯頑張ります」と声を弾ませる。
眞由さんが留学を夢見るようになったのは、中学生になって始めた英会話が楽しくなり始めてから。もう１つの動機は、区内外で飲食店を経営する母親の一美さんの仕事を将来的にサポートしたい思いが後押しした。「母がドバイでお店を開いたんです。その時一緒に行ったのですが、英語が話せなきゃダメだと分かりました。習得して母を助けると心に誓いました」
その思いを支援してきたのが、カナダ、アメリカへの留学方法のアドバイスや手続きを専門的に行っている（株）トビーズ（吉田町）の鈴木令子取締役社長。「眞由さんの真剣な考えを聞き、実現させたいと思いました」と鈴木社長は話す。
眞由さんは中学３年生になってから、鈴木社長と本格的に留学先を探し始め、治安が安定し、寮生活ができるカナダの「ボドウェル」に進路を決定。入学の切符を手に入れた。
将来、海外で天ぷらやもんじゃ焼き店などを経営する夢を持つ眞由さん。「しっかり英語を学んだ上で、良き日本文化を広めたい」と早くも目標を定める。
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