戸塚ルーテル教会礼拝堂(戸塚町)で6月24日、パイプオルガンが新しく設置されたことを記念し「奉献コンサート」が開催された。
オルガン奏者の深井李々子さんがバッハの「フーガト短調」をはじめ、パッヘルベルやヘンデルの曲などを演奏。この日集った地域住民ら95人が、木管の柔らかく温かい音色に聞き入っていた。
オランダ・クロップ社によって1993年に作られたこのパイプオルガン。同教会牧師の清水臣(しん)さんは「木調のデザインが特徴的で、日本人の感性に合っていると思う」と話した。
献金で実現
このパイプオルガンは、教会員の献金などの献金によって購入された。きっかけは一昨年、同教会で以前使われてきた電子オルガンが使えなくなったこと。買い替えを検討するにあたり、パイプオルガン導入を目指し始めたという。同教会では20年以上前にパイプオルガンの購入を目指して献金を募っていたことがあり、再開する形となった。
そんな中舞い込んできたのが「オルガンを有償で譲りたい」という人がいるとの情報だ。譲り主がいる岐阜県まで訪問ののち、購入を決定。今年1月の設置にこぎつけた。今回のコンサートは、献金した人や、様々な出会いに対する感謝も込められている。
同教会は今後も地域住民向けのオルガンコンサートをしていくという。清水さんは「ぜひ讃美歌にも触れていただき、心の癒しに貢献できれば」と語った。
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