戸塚警察署は7月10日、振り込め詐欺の被害を未然に防止したとして、区内の2つの金融機関に感謝状を送った。
1件目は6月2日、横浜信用金庫戸塚東口支店で発生したもの。83歳の女性が多額の現金を引き落とそうとしていたところ、職員が防止した。女性はすでに犯人にキャッシュカードを渡してしまっており、今回さらに定期預金を狙われていたという。
2件目は横浜富塚郵便局で6月23日に発生。86歳の女性が封筒に多額の現金を入れ、訪れた。同局の職員が事情を聞いたところ「アメリカにあなたの口座があり、引き落とすためには会員になる必要がある。会員費用として300万円必要」という電話があったという。職員が警察につないで被害を防止した。
昨年より倍増
区内の振り込め詐欺の被害は今年に入り、24件発生(7月14日現在)。金融機関が30件防止しているものの、昨年同時期より約2倍(13件増)のペースだ。
最近多いのが百貨店などから「あなたのカードが使われている」と連絡があるケース。その後「全国銀行協会」を名乗る者から「カードを再発行します」と連絡があり、自宅へ直接キャッシュカードを受け取りに訪れる。同署では「金融機関の職員がカードを受け取りに行くことや、電話で暗証番号を聞くことは絶対にないので、注意してほしい」と呼びかけている。
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