舞岡中学校女子ソフトボール部が11月5日、万騎が原中学校(旭区)で開かれた「県中学校新人ソフトボール大会」で横須賀市の武山中学校を破り、見事優勝に輝いた。同部は日々の練習にメンタルトレーニングを取り入れており、それが功を奏した形だ。来年3月の関東大会に県代表として初出場する。
各市の地区予選を経て33校が出場した県大会。3年生引退後の1、2年生で編成されたチームが勝敗を競った。
舞岡が優勝するまでの道のりは平たんではなかった。初戦の南生田(川崎市)、2回戦の松林(茅ヶ崎市)ともに1点差で辛勝し、準々決勝の高倉(藤沢市)戦に至っては初回に5点を奪われる苦しい展開。小泉正代キャプテンは「でも慌てませんでした。引っくり返せると確信していたので」と冷静に振り返る。実際逆転に成功、終わってみれば11―8でさらに駒を進める。迎えた武山との決勝戦。苦しいながらも2―0の有利な試合運びをしてきたが、最終回で同点に追いつかれる。しかしここでも動じることなく、延長戦初回に1点を奪い取り、優勝旗を手に入れた。エースの相澤歩佳(ほのか)さんは「どんな状況でも、これまで努力してきたから大丈夫と思っていました」と笑顔で語る。
「目前のプレーに集中」
同部は「走攻守」の基本練習に加え、メンタルトレーニングも行っている。これは各自が毎日・毎月・1年の目標を設定し、その進ちょく状況をノートに書き出したり、「結果を意識せず、目前のプレーに集中する」「ソフトボールを楽しむ」などの思考方法を習得したりするもの。井上貴洋監督が5年前から導入しており、部のレベルは年々上がってきているという。
井上監督は「目標は日本一のチームにすること。生徒たちがこの部で頑張ったことを誇れるようになれば嬉しい」と話している。
関東大会は来年3月17日・18日、栃木県那須塩原市で開催される。
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