新春特別企画として本紙は田雑由紀乃戸塚区長にインタビューを行った。区長は昨年末に公表した区民意識調査の結果などを踏まえ、改めて人と人の「つながり」の重要性を強調した。(聞き手/戸塚区編集長・添田守男)
――2017年はどんな1年でしたか。
子どもから大人まで、幅広い世代の皆さんと関わらせていただく中で、たくさんの熱い思いとつながることができました。ますます戸塚が好きになった一年でした。
――3年ごとに実施した区民意識調査を公表されています。どう分析されていますか。
改めて”つながり”が大切ということです。今回は「人と人のつながり」に着目して調査を行いましたが、地域の中でつながりのある人は、地域への愛着や生活への満足度が高いことが分かりました。さらに、地域活動に関わりたいと考えている人が約6割もいることも分かりました。戸塚区では区民の皆さんと協働で「とつかハートプラン」を策定し、10年以上にわたり地域のつながりづくりを進めてきました。それが皆さんの心豊かな暮らしに結果となって表れてきていると思います。
――今年度の新規事業で印象に残っているものは。
「つながり」づくりや「暮らしの安全・安心」を実感していただけるような取組に力をそそぎました。
例えば、区内の企業や店舗と連携した「とつかこども起業塾」では、区内の小中学生が地域と関わりながら、将来について考えるきっかけづくりを行いました。それから、区内の大学と連携した「わくわくけんこうフェスタ」では、子どもが自分の健康について考える時間を、そして自分のことをついつい後回しにしてしまいがちな保護者の方には、自分たちの健康を振り返る時間を持っていただけたのではないかと思っています。子どもたちが白衣を着て薬剤師体験をすると言ったメニューもあったのですが、その真剣な眼差しが印象的で、忘れられないものとなりました。
防災・減災意識の継続訴え
区長インタビュー
さらに、今後起こりうる大規模災害に備えて、いざ災害が発生した時にいかに被害を小さくするかという「減災」に焦点を当てた「減災フェア」も実施しました。実は、ここ数年で大規模災害へ備えている方の割合が低下していることが区民意識調査で分かり、区役所として、引き続き防災・減災意識を高く保ち続けていただけるよう、取組を進めていく必要があると考えています。
これらの取組を通じて、ぜひ皆さんに「つながり」や「安全・安心」を感じていただいて、さらに戸塚区を好きになってもらえるといいなと思っています。
来年、区制80周年に
――来年区制80周年を迎えます。
19年4月1日に区制80周年を迎えます。昨年の11月には実行委員会も発足し、区制80周年に向けた取組が動き出しました。区民意識調査でも、記念の年をみんなで盛り上げるアイデアなどもお聞きしています。今後は色々な場面でPRを行って、みんなでお祝いしていきたいですね。これまでの80年間の歩みを大切にしながら、これからのよりよい未来を描く機会となるよう、たくさんの人と手を取り合って取組を進めていきたいと思っています。
――今年の抱負と、最後に区民にメッセージを。
今年も「こころ豊かに笑顔と元気のあふれる戸塚」を目指して、地域や企業、大学等の皆さんと一緒にもっともっと素敵な戸塚をつくっていきたいと思っています。
「第3期とつかハートプラン」や安全・安心を実感できるまちづくりを進め、戸塚が大好き、これからも戸塚に住み続けたいという愛着を深めていただけるようチーム戸塚総力戦で取り組んでまいります。今年もよろしくお願いいたします。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>