市政報告vol.19 「災害弱者」対策、急ぐべき 横浜市会議員 やまうら英太
今年度私は、「減災対策推進特別委員会」に所属し、横浜市の取り組む対策を多角的に検証してきました。
横浜市は地域防災拠点訓練やケガをした際の提携先病院の多さなど、マニュアル化したもの、制度化したものは相当なレベルに達しています。特に戸塚区の消防団員数、消火能力の高さは全国レベルです。
一方で市全体では、未着手な部分も数多い。例えば、災害時医療体制の整備。持病をお持ちで寝たきりの高齢者の方や身体が不自由で歩行困難な方など、いわゆる「災害弱者」の方に安全に避難して頂く対策の充実はこれから。家屋倒壊などの危険がある場合、屋外に出て頂くことになりますが、「災害弱者」が誰で、何処にいるのかを、担当局間、区の情報交換が確実でないため、震災が発生した際、適切に対処できる状況にはありません。ご自宅から屋外まで連れ出す訓練を、高校生に参加させ実施している地域もありますが、行政と連携が取られておらず、散発的に終わっています。
また、家族同様に暮らすペットを参加させる訓練も数少ない現状です。
こうした課題改善は早急に対処すべき。地域の方々の取り組み、要望を市に伝え、より精度の高い備えとなるよう、要請し続けます。
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4月18日