4月から戸塚区民文化センターさくらプラザの館長に就任した 小林 君江さん 東京都在住 56歳
新天地で手腕を発揮
○…クラシックをはじめ、様々な芸術の場を提供する「戸塚区民文化センターさくらプラザ」。3代目館長にこのほど就任した。開館5周年を目前に、演劇や落語の自主事業など、すでに新たなプランも練り始めている。「どんどんチャレンジしていかなきゃ」と瞳を輝かせる。
○…イベントの仕事に魅かれ始めたのは、大卒後に勤めた結婚相談所で見合いパーティーを企画していた頃。「シャイな男女がパートナーを見つけ、幸せになっていくのが嬉しくて」。自分の提案が相談者を笑顔にする喜びを噛み締めるとともに「企画業で人に良い影響を与えたい」と新たな道を切り拓くことを決意。以来、20年以上にわたり漫才や芝居を行うホールでプランナーとして敏腕をふるってきた。そんな活躍ぶりに着目したのが、仕事で関わりがあったさくらプラザの運営会社。「次期館長に」と声が掛かり「“異端児”のような経歴だけど、活気あるこの施設で今まで以上に新しい風を吹かせられたら」と夢を膨らませ、新天地に飛び込んできた。
○…都内から1時間ほど電車に揺られて通勤。「戸塚に降り立つたびに、大きな街だなと思う。企業や学校も多く外に開かれている」と印象を話す。中でもプラザは「地域の文化を担う場所」とし、その意識のもと業務に尽力。疲れを感じたときは音楽に癒しを求める。「リハーサルで生演奏を聴くと心にゆとりができる。この仕事ならではです」
○…今までバリバリ働いてきたが、後悔も多かった。「離婚後は娘と二人三脚。寂しい思いをさせたこともある」。そんな経験も踏まえ、今後は家族で楽しめる事業も積極的に展開していく。「そうした取組を通じて、親子の絆をもっと深めてもらえれば」。そう願い、前進し続ける。
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4月18日