戸塚区社会福祉協議会の事務局長に就任した 伊藤 学さん 横須賀市在住 59歳
住民主体の福祉を後押し
○…就任から1カ月半。現在は地区社協の総会などを回りながら各エリアの特性把握に努めている。「前担当区の鶴見区と似ている部分がある。歴史があり、前向きで人情に厚い方が多い」と笑顔を見せる。ハートプランの促進など区役所と連携を取りながら、地域福祉のエンジンとしての役割を担っていく方針だ。
〇…34歳の時に市社協に転職。それ以前は神奈川県の教員として教壇に立っていた異色の経歴を持つ。学生時代から老人ホームにボランティアとして携わるようになり、教員時代も夏休みなどを利用して活動を継続。「年々福祉に対する思いが強くなっていき、意を決して職を辞した」と当時の思いを振り返る。改めて勉強をし直そうと、卒業した大学に聴講生として参加。指導してくれた教授が市社協の理事の一人で、採用試験の日程を教えてくれ、この道を進むことに。以後7区の区社協などで手腕を振るってきた。「住民が主体的に意見を出し合える”テーブル”を用意するのが我々の役目」と協議会の仕事のだいご味を語る。
〇…ストレス発散には体を動かすことが多い。夏はシュノーケリング、冬はスキーを楽しむ。教員時代ラグビー部の顧問をしていたこともあり、今も観戦に興味を示す。土日に仕事が入ることもあり、「妻と出かける約束をしていてキャンセルすることも。理解してくれ、感謝してます」と頭をかく姿が微笑ましい。
〇…職員個々のスキルをより一層高めていきたいという。「皆さんに『戸塚社協があって良かった』と評価してもらえるようになりたい」と力をこめる。著しい高齢化など、時代の移り変わりとともに課題も形を変えている。「どんな施策に力点を置き、改善させていくのか常にアンテナを張っていく」。明快に語った。
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4月18日