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戸塚区版 公開:2018年7月19日 エリアトップへ

戸塚区野球協会 歩み続けて70周年 戦後からの伝統、次世代へ

スポーツ

公開:2018年7月19日

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戦後の進駐軍グラウンド(現東戸塚小学校)での集合写真。同協会提供
戦後の進駐軍グラウンド(現東戸塚小学校)での集合写真。同協会提供

 戸塚区野球協会(松田良昭会長)が創立70周年を迎えた。同協会は1948年に戸塚区体育協会軟式野球部として発足。年2回の区民大会の主催をはじめ、野球振興に努めてきた。7月7日には戸塚区総合庁舎で記念式典が開催された。

 創立70周年記念式典には区内で活動する社会人野球チームを中心に約100人が参加した。当日は区民大会に20年以上継続して出場したり、大会運営に貢献した計18チームを表彰。そのほか長年役員や審判員として活躍した個人に対しても表彰状が送られた。

 また、今回で140回目を重ねる区民野球大会の開会式も併せて行われた。同大会は年2回行われており、毎回区内の社会人チームが参加し優勝をめざしてたたかっている。節目となる今大会では区内48チームが参加。優勝旗を狙う。

 現在に続く区民野球大会の前身にあたるのが、終戦直後の1946年に開催された「戸塚区連合会野球大会」だ。

 当時は進駐軍グラウンド(現東戸塚小学校)などをメーン会場として使用。面積が小さかったため特別ルールを適用しながら試合を行っていたという。企業や官庁が大会を主体的に運営するなど、野球は戦後の戸塚が活気を取り戻していく、一つのきっかけになっていた。

 大正中学校や中和田中学校の使用許可を区役所を通じて要請などしながら徐々にプレーできる場所を広げていき、48年には「戸塚区体育協会軟式野球部」として同協会が創立した。同年に行われた第1回区民野球大会には18チームが参加した。

 当時は各チームから審判を選出し大会運営を行っていた。しかし野球ルールがしっかりと普及しておらず、トラブルが続出。同協会に残る記録によると、試合中に審判がルールブックを自宅に取りに行くといったこともあったという。その後63年に審判部が正式に発足した。

 現在の協会の課題は、少子高齢化による野球人口の低下だという。同協会の八手幡高治理事長は、長年審判として携わってきたひとり。「継続して20年以上参加しているチームが18あるが、人集めに大変な苦労がうかがえる」と話す。協会全体としても若返りが難しい状況があるが「野球への情熱と奉仕の精神、継続は発展という目標に向かい、明るく、楽しく、元気よくをテーマに邁進していきたい」と話した。

松田会長(右)から功労者やチームに対し表彰が行われた
松田会長(右)から功労者やチームに対し表彰が行われた

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