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戸塚区版 公開:2018年11月8日 エリアトップへ

横浜市消防団 団員数急増 定員に迫る 積極的な広報が功を奏す

社会

公開:2018年11月8日

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 横浜市消防団の団員数が今年4月から10月1日までに312人増え8122人となり、定員8305人に迫る勢いであることがわかった。市消防局は、各消防団による地道な勧誘と、イメージアップを図る積極的な広報が影響したとみている。

◇◇◇

 市消防団の団員数は2015年度以降、年約100人〜300人ずつ増えており、増員数は3年連続で全国1位となっている。東日本大震災を契機に施行された「消防団等充実強化法」を受け、同年度に市消防局に消防団課が新設。各消防団の設備充実などを通し、魅力づくりに努めてきた。

 今年度はさらに伸び、半年間で312人増。市の配置人員8305人に迫る勢いだ。同局担当者はこの背景に「団員による地道な募集活動が実っている」と説明する。

 各消防団の活動を支えるのが、同局が注力するイメージアップだ。今年度は市内商業施設等の電子看板で、重点的にPR映像を放映。これに並行し、団各拠点のエアコンやトイレの整備を促進することで、活動しやすくなる状況を作ってきた。

 各消防団が募集に力を入れるのは、地域の事業所だ。「かつては地縁・血縁をもとに、地元の商店主などが消防団員になる人が多かったが、現在は会社員の割合が全体の約6割を占める」と同局担当者。

 また女性消防団員も増加。97年の採用開始時の190人からほぼ右肩上がりで、10月1日現在1344人に増加している。

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