戸塚警察署は1月18日、高齢者を対象とし、振り込め詐欺防止を呼び掛ける講演を行った。このイベントは、認知症や超高齢社会に関する知識を啓発する目的で、戸塚区老人クラブ連合会が主催したもの。
県下ワースト3位
まず同署の前田俊明副署長が、昨年1年間での振り込め詐欺発生件数を報告。戸塚区が神奈川県下でワースト3位となる116件、被害額が約2億5000万円にのぼったことを説明すると、会場から大きなどよめきが起こっていた。なお一昨年は47件、被害額が約1億円で、件数・額ともに倍以上にのぼる。
その後同署生活安全課の担当者が登壇。最近増えている手口の説明を行った。「元号改元に伴う銀行法改正について」といった名目の封書が自宅に届き、キャッシュカードを返信させるケースが増えているという。「今日の講演内容を近所の人にも伝え、地域皆で被害を防いで」と呼び掛けた。
さらに、鎌倉を拠点に活動する演劇団体「鎌倉アクターズワークショップ」のメンバーが登場。警察官を騙る男から詐欺の電話がかかり、その後、自宅に訪れた男にキャッシュカードを手渡して騙されてしまうまでの具体的な流れを演じた。
またこの日のイベントでは、南戸塚地域ケアプラザの内田節子所長が、高齢者が健康な生活を送るために気を付けるべき点なども伝えていた。
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