区内の名瀬中学校女子バスケットボール部とミニバスチーム「川上北ブルーデビルス」が、それぞれ1月下旬に行われた県大会で優勝を果たした。両チームは日頃の練習の成果や強みを発揮し、勝利をつかんだ。
名瀬中はチームプレーで逆転勝ち
名瀬中女子バスケットボール部は、1月27日に行われた1、2年生が出場する「第42回神奈川県中学校バスケットボール新人大会」の決勝戦で勝利し、栄冠を手にした。
昨年から始まったブロック大会、市大会を突破し、今大会への出場に漕ぎつけた同部。
県大会予選を勝ち抜いて迎えた決勝の相手は、強豪・相模女子大学中学部(相模原市)だ。試合の序盤で4点差をつけられるなど、立ち上がりに苦戦。そんな中、相手チームの強みが攻めのプレーであることを踏まえ、徹底的に守りに力を入れた。その戦略が功を奏し、徐々に点を稼いで後半ついに逆転。57対50の接戦を制した。
日頃から基礎を重視した練習を行う同部。特にコート内に1対1で立ち、ゴールを奪い合う練習を取り入れることで、ディフェンスやシュートなど、一人ひとりが総合的な力をつけてきた。
逸見育磨コーチは「選手たちが持つ実力をしっかり発揮できた試合だったと思う」と話し、キャプテンの三宅亜弥さん(2年)は「自分たちができることを最大限にやりきった。この結果を糧に、今後の大会でも頑張りたい」と振り返った。
ブルデビは児童の「自主性」尊重
川上北ブルーデビルスの男子は、1月26日に行われた「第39回神奈川県ミニバスケットボール決勝大会チャレンジカップ」の決勝戦で2年連続の優勝を果たした。
同チームは区内にある川上北、名瀬、東品濃、川上の各小学校の児童50人が所属。これまでも全国大会で優勝するなど、県内屈指の強豪で知られている。今大会へは、昨年10月に開催された県の秋季大会で優勝し、シード権を獲得したことから出場に至った。
決勝の相手は森の台ビクトリー(緑区)。以前に対戦経験があることから、各自が事前に相手のプレーを研究、分析して試合に臨んだ。その結果、相手を翻弄させるドリブルや力強いシュートで圧倒し、41対31で勝利を収めた。
三橋雅彦監督は児童の「自主性」を尊重した指導を行っている。作戦づくりをはじめ、試合後に課題を抽出する際も監督から指示を出すのではなく、選手自らが考え、解決してきたという。「こうすることで状況に応じた判断力や対応力が身に付き、よりレベルの高い良質なプレーができる。今回の勝因もこうした部分にあると考えている」と三橋監督は話す。
今回の大会に対してキャプテンの山本陽士(さんじ)くん(名瀬小・6年)は「思うようにシュートが決まらなかった場面もあったが、仲間が必死でサポートしてくれた。チームの団結があってこその優勝だったと思う」と振り返っている。
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