神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2019年3月7日 エリアトップへ

横浜市 大腸がん検診を無料化へ 受診者増目指す

社会

公開:2019年3月7日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は、大腸がん検診の自己負担額を今年4月から無料化する。大腸がん検診は、2016年度に国の無料クーポンが廃止され受診者数が減少していた。市は無料化に対して19年度の当初予算案に1億800万円を計上。4月からの無料化は、県内では横浜市のみ。

◇◇◇

 がんは近年、2人に1人が罹患するといわれ、横浜市民の死亡原因の1位。中でも大腸がんは罹患者が最も多い。

 市は、現在個人が加入している健康保険などでは受診機会のない市民を対象に胃、肺、大腸、子宮、乳、前立腺がんの検診を行っている。大腸がん検診は40歳以上が対象で自己負担額は600円。大腸内の出血の有無を調べる便潜血検査で2日分の便を検査する。

 大腸がん検診は、11年度から国が無料クーポンを配布し5年間無料だった。この期間は受診者数が増加し、15年度は16万人超えに。しかしクーポンが廃止された16年度以降は受診者数が減少。17年度は13万6874人で15年度から約2万5千人減っていた。

 市は例年、がん検診の案内書を対象者に送るなどして周知を図ってきたが、受診者増にはつながっていない。

 こうした状況を受け、市独自の対策として無料化を導入する。市健康福祉局は無料化にする要因として、罹患者数が1位で男女ともに簡単に受けられることをあげる。さらに、大腸がん検診を受けてもらうことで他のがん検診も受診してもらう相乗効果を期待する。

974の医療機関で受付

 大腸がん検診は974の医療機関で受けられる。(一社)横浜市医師会の副会長で武安医院=磯子区=の武安宣明院長は「年に一度受け続けることで早期発見、早期治療に結び付く。かかりつけ医からも『無料になったので』と勧めやすくなる。かかりつけ医からの啓発も重要になる」と話す。

 大腸がん検診の無料化は、現在開会中の横浜市会第1回定例会の議決を経て、4月1日から導入される。

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook