岩崎学園横浜保育福祉専門学校(品濃町)の「食育ゼミ」で学ぶ学生らが、「食育カルタ」の普及にむけて奮闘中だ。
「食育カルタ」は同ゼミの学生が一昨年前に考案。サイズは縦14・5cm、横10cm。絵札の表面には、学生による温かみのある食物のイラストが描かれている。裏面は、その食物の主な栄養素や旬などの情報を記載。主に幼児から小学生を対象に、遊びながら食育できる工夫が施されている。
また、県が認定する「かながわブランド」にあたる食品にはマークがつけられており、地産地消の意識を高める工夫がなされている。絵札は合計45枚。
カルタは、主に同ゼミが地域の親子向けに月1回開催する料理教室で活用している。担当教員のヒューズ美代さんは「子どもたちが栄養素や地元食材についてどんどん覚えていく様子を見ることができる。料理教室だけでは教えられない知識面での食育につながっているのでは」と話す。
HPからダウンロードも
同ゼミは現在このカルタの魅力をより広く発信しようと模索中だ。
今年度は県内複数の保育園への配布を予定。数カ月単位で継続的に遊んでもらうことで、保育現場における食育への効果を測るという。このカルタは同校のホームページ(http://hoiku.iwasaki.ac.jp/news/syokuikukaruta.html)からもダウンロード可能で、学生らは「ぜひ印刷して遊んで」と呼び掛けている。
同ゼミの芹澤葵さん(3年)は「自分自身、以前は食べ物の好き嫌いが激しかったが、栄養を学んだことでおいしさを再発見できた。子どもたちにも遊びながら栄養を学んでほしい」と話した。
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