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創業100年を迎えた生駒植木(株)の代表取締役を務める 生駒 順さん 小雀町在住 51歳

掲載号:2019年6月6日号

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伝統を踏まえつつ”新風”を

 ○…「木はじれったいほどの長い年月をかけて育てるもの。大変だが、そこにやりがいがある」。1世紀にわたり植木生産・造園業を営む生駒植木(株)の代表として家業の雄大さを語る。個人宅の作庭をはじめ、鎌倉女子大の植栽や靖国神社へ桜の献木も行い「現場が原点」をモットーに今も自ら足を運び、日々汗を流す。

 ○…幼い頃から“4代目”として育てられた。その立場に悩み、ときには「未来が選べる友人がうらやましくてたまらなかった」ことも。しかし、運命を受け入たのもやはり代々受け継がれてきた伝統の重みだった。「守り抜くのは自分しかいない」。大卒後は都内の造園会社で修行。厳しい指導に打ちひしがれながらも、経験を積み業務のイロハを学んだ。気付けば4年の歳月が過ぎ、叩き上げの技術を手に生家へ。歴史ある会社ならではの重圧を感じつつも“職人”の地位を構築。2012年の代表就任後は、これまで本格的に取り組んで来なかった外構・植栽工事などに着手。経営者として業務の幅を広げ、規模を拡大してきた。

 ○…ホームグラウンドの小雀町は「古い付き合いが多い地。みんな親戚同然」と笑顔。台風などの際、仕事現場の倒木などをいち早く知らせてくれるのも近隣住民といい「本当に頭が上がらない」。そんな地元への恩返しに行うのが小雀小の児童に向けた「緑育教室」。「植木を通じて子どもたちが“育てる”楽しさや尊さを学べるのは嬉しい限り」

 ○…業界で「人手不足」が叫ばれる中、その状況を打破すべく試行錯誤を重ねる。個々の得意分野を発揮できるチームを作り、年を重ねても働ける基盤作りに注力。その仕組みが功を奏したのか、社員の半分は若手だ。「会社は代謝の良さが大事。新たな風を入れ次の時代に向けて進んでいきたい」

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