戸塚区版 掲載号:2019年6月27日号 エリアトップへ

寺院本来の役割担う 名瀬町・妙法寺 久住住職

社会

掲載号:2019年6月27日号

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「檀家に限らず気軽に訪れて」と久住住職
「檀家に限らず気軽に訪れて」と久住住職

 「お葬式」「お墓」のイメージが強い寺院。しかしかつては、寺子屋のような学びの場、文化・芸能の情報発信の場、さらに社会福祉の場としての役割を担ってきた。名瀬町で700年の歴史をもつ妙法寺は、このような寺院の役割を大切にし「地域に開かれた場所づくり」を行っている。同寺の47代目、久住謙昭(くすみけんしょう)住職(43)に話を聞いた。

◇  ◇  ◇

 フラダンス大会や流しそうめん、チャリティーほおずき市、認知症患者やその家族の交流の場づくりなど、一般的な「お寺のイメージ」と離れた様々な催しが行われている同寺。多くは地域住民の主催で、同寺は場所を貸し出しているかたちだ。「地域のだれもが気軽に訪れ、利用できる場所でありたい」と久住住職。訪れる人同士の交流が生まれるのが嬉しいという。

時代にあう切り口で

 同寺はそのほか月1回のペースで「浄心道場」という法話会を開催。物欲や、他人に認められたい欲求などが刺激されやすい現代のなか、疲れた心から解放される場所を作ろうと実施する。全国各地の寺院の僧侶が登壇し、よりよく生きるためのヒントを話している。

 「以前は(妙法寺の宗派である)日蓮宗の教えばかりを学び、ほかの宗派はライバルのように思っていたことも」と久住住職。しかし2年ほど前にあるテレビ番組に出演し様々な宗派の僧侶に出会ったことを機に、考えが変わったという。出会った僧侶の勉強熱心な態度はもちろん、ほかの宗派の教えの魅力に触れた久住住職。以後の法話会には幅広い宗派の僧侶を招くようになった。法話のほかにも手芸のワークショップや、7月7日(日)には講談師の一龍斎貞鏡(いちりゅうさいていきょう)さんによる四谷怪談をテーマとした講談を企画。ジャンルの幅も広げている。

 「学びの場、情報発信の場、社会福祉の場など、地域における昔ながらの役割を、時代にあう切り口で担っていければ」と久住住職。これからも2500年前の釈迦の知恵をつなぎつつ、地域に根ざした活動を行っていく。

 ※浄心道場の申込み・問合せは同寺【電話】045・811・0256。

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