40周年を迎えた柏尾サッカークラブの代表コーチを務める 相澤 靖さん 舞岡町在住 46歳
子ども達の成長が「ご褒美」
○…4歳から小学校6年生までの約50人が所属する柏尾サッカークラブ。自身も7期の卒業生として高校生からコーチを始め、同クラブに長年携わってきた。「まさか40周年を迎えるまで続くとは思わなかった。欲を言えば100年続いて欲しいですね」と笑顔を見せる。
○…代表コーチに就任したのは約4年前。指導者として悩む時は「子どもを中心に考えられているか」という前任者の言葉を思い出し、今一度自分自身を見つめ直すという。「サッカーを教えるのはもちろん、サッカーを通してあいさつや自分の意見を言えるようになるなど人間として成長して欲しい」。続けてこられたのは、子ども達の成長を間近で見られるから。「少し能力が劣っている子が必死に頑張っているのを見てきた。中学に上がり、キャプテン、エースとして活躍する姿を見た時は泣いてしまいました。そういう場面に立ち会えることが何よりのご褒美です」。目尻が下がる。
○…舞岡町で生まれ育つ。5人家族の父として2人の息子、1人の娘を育てる。息子たちはサッカー選手の“中村俊輔”“小野伸二”から下の名前を名付けており、「妻も大賛成でした」と夫婦ともどもの愛好家。プライベートの時間を削ってでも熱を入れるサッカーが仕事に生きているという。「管理職になってチームワークの重要性を痛感した。仲間の大切さも子ども達に伝えたい」
○…「このチームの魅力は、子ども、コーチ、保護者が一体となって頑張るところ。温かみはほかのチームには負けません」。成績を残すことより、クラブが長く続く環境作りに注力する。「卒業生が将来、指導者として戻りたくなるようなチームを作っていきたい。ゆくゆくはJリーガーも輩出できたらいいですね」と夢を語った。
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