介護予防活動を行う「東戸塚いきいきくらぶ」を立ち上げた 中野 サト子さん 品濃町在住 78歳
最後まで「お節介」でいたい
○…とつか区民活動センターを拠点に活動を展開している。自身も住んでいる東戸塚のサービス付き高齢者住宅の入居者を中心に、約35人が体操や茶話会などを行う。「段々と入会者が増えてきてうれしい。より多くの人に体を動かすことの楽しみを知ってほしい」
○…高齢者住宅に入居した際、目に止まったのはコミュニティがなく、寝たきりや閉じこもって生活している人たち。「このままでいいのか」と危機感を覚え、立ち上げた。以前住んでいた西区でも同様の活動をしており、「杖をついていた人が、体操教室に参加したことによって、自力で歩けるようになったことも。参加者が元気になるという、答えがあることがやりがい」とほほ笑む。
○…10人きょうだいの次女として、弟、妹の面倒を見てきた。「この頃から自然とお節介になったのかも知れませんね」。40代の頃、高齢者のおしめを作りをする知人から話を聞き、「人の役に立ちたい」という思いが芽生えたという。「その後接客などで人と接する機会が増えたとともに“人の役に立ちたい”との思いが強くなりました」と振り返る。60歳の頃には、近くの介護施設でボランティアを始め、最終的にはヘルパーと運動指導員を両立。「これらを経験したから、今の私がある。指導者がもっと増えてほしいですね」
○…自他ともに健康な体づくりをしていくことが、今後の目標。特に意気込んでいるのが、来年の東京五輪の都市ボランティア。「まさか2回目の東京開催に立ち会えるとは思わなかったが、とても楽しみ。道案内などを頑張りたい」と力を込める。「やりたいことがたくさんあるけど、とにかく“お迎え”が来るまでは元気でいたいですね」と冗談交じりに、しかし真剣な眼差しで話した。
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4月18日