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地元企業 小石さん(平戸町在住)の支援 表明 パラ五輪出場を後押し

社会

掲載号:2019年10月31日号

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支援を受ける昌矢さんと純一さん(左)。右が大平社長
支援を受ける昌矢さんと純一さん(左)。右が大平社長

 東戸塚店など、県内に11自動車販売拠点を持つホンダカーズ神奈川中(株)(大平亮代表取締役社長/従業員数200人・1971年創立)が、水泳で東京パラリンピック出場を目指す平戸町在住の小石昌矢さん(15/*注)を物心両面で支援することになった。小石さんは「出場を果たし、活躍することで恩返しをしたい」と話している。

 同社が昌矢さんを支援することを公表したのが10月17日、新横浜のホテルで開かれた全社員が集まった会議後に開かれた懇親会の場。あいさつに立った大平社長が「社として小石君を応援していきたい。皆さんどうですか――」と語りかけた。社員からは賛同の拍手が送られ、「がんばって」「力になります」などの温かい声が寄せられた。二人三脚で水泳に取組んできた昌矢さんの父親の純一さんは壇上に上がり「本当に嬉しい。感謝でいっぱい」と声を詰まらせた。

「点と点が線に」

 今回同社が昌矢さんの支援を決めたのは、いくつかの理由がある。大平社長は以前、平戸中学校のPTA会長を務めており、昌矢さんが同中の卒業生だったこと、同じ戸塚区民だったことなどが重なったからだという。「点と点がつながり、線になった。私たちができることをしたいと思った」とその動機を語る。

最大の武器は”左腕”

 昌矢さんは現在、S・A・Bの3段階に分かれる水泳強化選手の「B」にいる。「200m自由形(クロール)」に絞り込み、練習に打ち込んでいる。最大の武器は鍛えあげられた”左腕”。強力に水を掻き、水面を魚のように泳いでいく。この9月に出した最速記録は3分33秒で、パラ五輪出場には3分12秒が必要と目されており、20秒ほどの短縮が求められる。市立横浜総合高校に通いながら日々奮闘中だ。純一さんは「昌矢の得意種目は50m。200mの経験は少ないため見えない所もあるが、期待に応えられれば。いまは11月の日本選手権大会に標準を合わせている。本格的にメダル取得を狙えるのは東京五輪の後のパリ。着実に力をつけていき、大きな成果をあげていきたい」と力を込めた。

 大平社長は「結果は分からないが、頑張っている姿が本当に素晴らしい。私たち社員も共有し、社として『人のため』『地域のため』に力を尽くしていければ」と語った。

(注)小石昌矢さん
生まれつき両太ももと、右腕の二の腕から先がない三肢欠損の障害がある。2年前に東京パラリンピックの育成指定選手に選出されている。2016年に戸塚区民栄誉賞も受賞。今後の活躍が期待されている。

 

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