現在、18歳以下の世界ランキングでは100位半ばに位置し、昨年16歳以下の日本代表も務めた松田さん。小さい頃から兄を追うように4歳で始めたテニス。小学2年生の時のコーチから「小学生のうちに全国大会で優勝できる」という言葉がそのまま目標となった。「それまでただ純粋にテニスを楽しんでいただけだったけど、この時から心持ちが変わった」と練習も週4回から6回に増え、四六時中テニスを考える日々。花開いたのは小学5年生の時。関東大会に初出場し、勢いそのままに全国大会に進出。ベスト8まで登り詰めた。「当時は失うものもなかったので、伸び伸びとプレーできていた。しかし試合を重ね、プレッシャーを感じるようになっていった」と話す。
翌年は2つの全国大会で優勝し、3冠達成に王手がかかった大会の準決勝では、会場全体が決勝進出を阻止しようとする雰囲気に包まれる。その中3時間もの戦いを勝ち抜き、結果として優勝を果たした。「試合の後は、安心して泣いてしまいました。踏ん張って勝ったこの試合を経験したことは、今の私の糧となっています」と印象深い試合を振り返る。
中学入学後は国内でも活動しつつ、世界中の国際大会に出場。「挑戦者」として、いかにベストプレーが出来るかを意識している。そのためには今の強みである粘り強さを残しつつ、より点を取れるような攻撃的なプレースタイルを取り入れることが課題。
そして今高校に通いながら、次なる大きな目標としてテニスの4大大会「グランドスラム」出場を目指す。
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