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補聴器・聴こえの鍵は「正しい用法」「加齢難聴は治療でなく補聴器利用を」
重い難聴に長年苦しみ、その体験をベースとして活躍する戸塚区の補聴器職人・大槻公孝さん。独自の調整技術が評判を呼び、経営する補聴器店「おみみショップ」には全国から聴こえに悩むひとが訪ねる。大槻さんが日々大切にしているのは「正しい補聴器の使用方法を”口うるさいほど”徹底して伝える」ことだという。その真意を聞いた。
人の耳は超繊細
「人の耳は体の中でも特に繊細につくられた器官」と指摘する大槻さん。「蝸牛内の有毛細胞はヒトが成熟すると再生能力を失うため、医師の投薬や手術による治療では加齢難聴は治癒しない」と話す。
そこで求められるのが、治療に代わる、補聴器調整者が扱う補聴器の存在だ。大槻さんによると補聴器の機能・仕掛は日進月歩のペースで進化。AI(人工知能)の搭載やスマートフォンとの連動などもスタンダードになっている。そしてそのぶん補聴器店の役割も増しているという。
その役割とは大きくふたつ。ひとつめは「補聴器を調整する技術力と知識」、もうひとつは「購入者に正しく使用してもらうために指導・啓発すること」だ。
補聴器は「道具」
「超繊細な耳を補助する補聴器もまた繊細だ」と大槻さんは語る。じっさいに補聴器の音は、音の出口にたった一粒耳垢がついただけで、言葉の鮮明さは大きく変わるという。また装着も正しく行われなければ、調整どおりの性能や聴こえは得られない。
そのため同店では徹底して「装着方法」「日々の手入れ(清掃や電池交換)の方法」を指導している。大槻さんは「いくら性能が進化しても、補聴器は結局のところ『道具』です。使用者の手によって正しい装着がされず、日々の手入れが疎かなら真価は発揮されません。その大切さをを伝えるのは専門家の責任ですし、守るのは購入者の大切な役割です」と呼び掛けている。
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4月18日