本紙では新年度のスタートに合わせて吉泉英紀戸塚区長にインタビューを行った(4月17日)。区長は感染拡大が続く新型コロナウイルスへの対策、新たな地域福祉保健計画の策定などについて、積極的に取組む姿勢を示した。
--新型コロナウイルス感染症への取組みについて教えてください。
「新型コロナウイルスの感染が全国的に拡大し、神奈川県にも緊急事態宣言が発出されました。これまで、誰も経験したことの無い事態に、区民の皆さまも大きな不安を感じていらっしゃることと思います。
爆発的な感染拡大を防止するための非常に重要な局面を迎えているいまこそ、区民の皆さま、お一人おひとりのご協力が不可欠です。改めて、不要不急の外出を控えるとともに、『こまめな手洗い』と『咳エチケットの徹底』を重ねてお願いしたいと思います。
感染症予防策などの感染症対策関連情報や郵送での手続きが可能な事業についての情報などを、広報よこはま戸塚区版や区役所ホームページ、ツイッターを通じてご案内しています。私たちは今後も、積極的な情報発信に努めていきます。
皆さまの行動が、ご自身と大切なご家族、地域、そして戸塚区全体を守ることにつながってきます。この難局を、戸塚区一丸となって乗り越えていきましょう。皆さまのご協力をお願いいたします」
「安全・安心守る」
--前年度の振り返りを。
「2019年度は、4月1日に戸塚区制80周年を迎えた節目の年になりました。それを記念した取組みを数多く行いましたが、そのどれにも大変多くの方にご参加いただき、皆様のお力と戸塚を思う熱い気持ちを改めて感じた1年になりました。
また、『区民の皆さまの安全と安心をお守りする』という行政の使命を、改めて強く感じた1年にもなりました。特に台風19号の接近の際には、不安を感じた時に迅速に避難をしていただけるよう、区内全域に13カ所の避難所を開設するなど、状況に応じた対応を行うことの重要さと、災害時における地域のつながりの大切さを再認識しました」
--新年度がスタートしています。重点施策を教えてください。
「今年度も、『こころ豊かで元気なまちづくり』を目指して、様々な施策に取り組んでいきます。高齢化や核家族化が進み、『つながり』を感じにくい社会となっているいまだからこそ、改めて地域の中の支え合いを進め、どなたでも安心して健やかに暮らすことのできる地域社会を実現することが非常に重要です。こころ豊かで元気に暮らしていただけるよう、地域の皆さまとご一緒に、10年以上にわたって取り組んできた、戸塚区地域福祉保健計画『とつかハートプラン』第3期の総仕上げを行うとともに、第4期計画の策定を進めます。
また、区内でも郊外の大規模団地などでは高齢化が進展しています。地域での見守り合いを進め、年齢を重ねても住み慣れた地域でご自分らしい生活を続けていくことができるよう『地域包括ケアシステム』の構築を進めます。一方で戸塚区では毎年2000人を超える赤ちゃんが産まれています。戸塚の未来を担うお子さんたちが健やかに成長することができるよう、妊娠期から子育て期まで、切れ目なく支援を行える環境づくりを進めていきます。
そして、今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率が82%と言われている横浜では、防災・減災対策を推進していくことが非常に重要です。お住まいの地域や、戸建て・マンションといった住居の形態など、それぞれの状況に合わせた自助・共助の準備を行っていただけるよう、きめ細かな取組を進めます」
--最後に区民へのメッセージを。
「今年度も引き続き、皆さまのお気持ちに寄り添いながら、区役所全課が一丸となって、こころ豊かで元気なまちづくりに向けて、力を注いでまいります。今年度もご協力をどうぞ、よろしくお願いいたします。
また、重ねてのお願いとなりますが、皆さまご自身と大切なご家族、地域、そして戸塚区全体を守るために、感染症拡大防止に向けたご協力を、どうぞよろしくお願いいたします」
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