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区内石材店 「行幸」記念碑を施工

社会

掲載号:2020年5月21日号

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両陛下の記録を綴った記念碑
両陛下の記録を綴った記念碑

 品濃町の石材店「(株)石半」が施工した「上皇上皇后両陛下 行幸啓記念碑」が先ごろ、日本丸メモリアルパーク=西区=内の帆船日本丸前に設置された。帆船日本丸保存活用促進委員会(促進委/上野孝委員長)が建立したもので、2017年7月、当時の天皇皇后両陛下が日本丸に訪問された記録や皇后さまが詠んだ歌を記している。

過去の実績認められ

 当時の天皇皇后両陛下が訪れた際、日本丸の事業を支えるボランティアらと懇談し、励ましの言葉をいただいた経験を後世に伝えたいという思いから記念碑の建立が企画された。

 施工を担当した(株)石半は創業90年の老舗。促進委によると過去に横浜港湾労働者慰霊碑供養塔や横浜港開港150周年記念碑などを施工した実績や、特殊な加工技術を有していたことなどから選定された。今年頭から石の調達を始め、3トンの重さの花崗岩を削って仕上げたという。同社の縄嶋周治代表は「石は特別な形になっており、通常だと倒れてしまう」と説明する。

 記念碑は幅3m、奥行き1.5m、高さ1.55mの大きさ。訪問された両陛下(当時)の様子が記録されたほか、「うみ風を 求め旅行く 若きらを 帆船は待つ 月の港に」と皇后さまが詠んだ歌を、林文子横浜市長が揮毫し歌碑にしている。縄嶋代表は「大変光栄な思いで携わったとともに、実際に形にしていく中で、会社の90年の歴史や、私自身30年石工事に携わってきた経験が発揮できた」と話している。

修繕事業の寄付活用

 日本丸は2018年度から2年かけて大規模改修を実施。約6億円の事業費をかけドック内の海水をすべて排水し、老朽化している船底や船体などを修繕した。また、大規模修繕に伴い60の団体・企業などが参加する促進委を18年6月に設立。広報や大規模改修事業に充てるために今年3月31日まで寄付金を募集。1年間で266件、約3750万円が集まり、そのうち約3150万円を改修事業に充てるため横浜市に寄付した。そのほかの寄付金は保存・活用推進事業で使用したほか、記念碑の建立に充てた。

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