柏尾町にある、(株)ブリヂストン横浜工場が戸塚区役所に同社製の「ウレタンマスク」3万枚を寄附した。それを受け、戸塚区役所で6月8日、受納式が行われ、吉泉英紀戸塚区長が北山旬一工場長に感謝状を贈呈した。
同社製の「ウレタンマスク」は、過去に業務用マスクを製造していたノウハウをもとに、ウレタン製品の生産ラインを活用して製造したもの。当初、グループ会社従業員が使用することを前提としていたが、新型コロナ感染防止に役立ててもらおうと、飛沫防止用に今回区に寄附されることとなった。
北山工場長は「タイヤの種類によっては、ウレタンを使用するものがあると、意外と知られていない。有効に使って欲しい」と話していた。
医療機関で役立てて
また、前田町にある、医療材料や介護用品、医薬品全般を取り扱う(株)ヘルスアンドヘルスは、横浜市に対し、アルコール消毒液30リットル、耐性に優れたゴム製の手袋・ニトリルグローブ2万3千枚を寄附。吉泉区長が同社を訪れ、坂本智久代表取締役会長に感謝を伝えた。
坂本会長は「戸塚の地に創業して35年が経ち、多くの人に支えられてきたから今がある。今回の消毒液・手袋が恩返しになってくれれば嬉しい」と語り、吉泉区長は「これまで長年にわたり戸塚区を支えている企業から、今回このような温かいご支援をいただき、区役所としても大変うれしいこと。マスクは区内の保育所や高齢者向け施設などのスタッフに、消毒液は横浜市内の医療機関において活用していく予定」と語っていた。
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