上半期の戸塚区での火災件数が昨年比で倍増している。戸塚消防署予防課は「火災内容は非常に多岐に及んでおり、特徴がないのが特徴。あらためて基本的なことを守ってほしい」と注意を促している。
同署によると、今年1月1日から6月14日まで(速報値)に発生した横浜市の火災件数は345件。昨年比で2件減と市全体での件数は減っている。一方で、戸塚区の火災件数は32件で、昨年同時点での18件に対して倍増しているのがわかる。
同署担当者によると例年戸塚区の火災件数はほかの区に比べてそれほど多くないというが、今年2月から5月末まではワースト1位だったという。現在、戸塚区は港北区の33件に次ぐ状況だ。
多岐にわたる原因
火災の内訳(速報値)は放火が8件、たばこの不始末が5件のほか、熱したフライパンにスプレー式の油を注いだことによる出火や、コンセントに水がかかったことによる出火、転倒したバイクからの出火、子どもの火遊びによる出火など様々。例年最多となる放火件数も昨年8件と同数で、同担当者は「いろいろな出火原因があり、これが特に多いというわけではない」と話す。
今後について「全体に通じるのは、禁じられていることを無視した行動が結果的に火災になっているということ。そのためコンロに火をかけたら離れない、火気厳禁の注意書きをしっかり読むなど、基本的な約束事を守ることを心掛けてほしい」と呼びかけていた。
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