神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2020年7月16日 エリアトップへ

児童生徒に1人1台端末 市、今年度中整備へ

社会

公開:2020年7月16日

  • LINE
  • hatena

感染症発生で前倒し

 横浜市はこのほど、2020年度中に児童・生徒に1人1台端末を貸与するなどの「横浜市におけるGIGAスクール構想の方向性」を策定した。市教育委員会の担当者は「端末の活用方法やクラウドサービスを検討しているところ。9月をめどに正式な構想を発表することになる」としている。

 横浜市は、2018年から「第3期横浜市教育振興基本計画」に基づき、ICT(情報通信技術)の整備を計画的に進めてきた。

 国が進めるGIGAスクール構想は、義務教育を受ける児童生徒に1人1台の学習用端末と高速ネットワークなどを整備する計画となっている。昨年12月に国から同構想実現に向けた補正予算が示され、2023年度までに段階的に端末を導入する方針だった。しかし、災害や感染症の発生などによる学校の臨時休校などにおいて、ICTの活用により全ての児童生徒の学びを保障できる環境を早期実現するため、今年度中の整備を進める。

全教職員にも貸与

 端末は市立学校(小中、特別支援学校小中学部)に在籍する全児童生徒のほか、全教職員にも貸与する方針だ。補正予算では端末1台あたり4万5千円と、校内LAN整備費の約半額が補助されることになる。端末機種は小学校にカメラ機能が充実し操作しやすいiPad、中学校には起動が速いChrome bookを選定した。学校での使用や保管を基本とし、デジタル教材の活用など「学びの改革」に加え「学校家庭間の連絡調整」などに活用する構想だ。現在はクラウドサービスの検討、個人情報保護などルールづくりが検討されている。

保護者の意識も高く

 5年ほど前から中学生にiPadを貸与している桐蔭学園(青葉区)の林謙介ICT教育推進センター長は「これまでの経験もあり、臨時休校中のオンライン授業も特別なものではなく、対応できていた」と話す。

 また、緑区にある鴨居中学校の齋藤浩司校長は「コロナウイルスの影響で学校が臨時休校になり、保護者のICTの意識も高まっている。早期の導入はありがたい」と語った。

 市の担当者は「横浜としての在り方について検討を重ねていき、9月をめどに正式に構想を発表していくことになる」と話している。

戸塚区版のローカルニュース最新6

旬食材を瓶詰ピクルスに

(有)いわた

旬食材を瓶詰ピクルスに

コロナ禍契機に商品開発

3月28日

男女間の意識に乖離

家事・育児・介護の分担

男女間の意識に乖離

理想と現実で大きな差

3月28日

子どもが鯉のぼり作り

トツカーナモール館内

子どもが鯉のぼり作り

吹き抜けに展示中

3月28日

医療的ケア児の母の日常

東俣野特別支援学校関係者主催

医療的ケア児の母の日常

市役所で31日まで写真展

3月28日

東儀さん親子が出演

開港記念式典

東儀さん親子が出演

市民1千人を招待

3月28日

4月から「戸塚区版」は「戸塚区・泉区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「戸塚区版」は「戸塚区・泉区版」となります

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

  • 1月11日0:00更新

戸塚区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook