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戸塚区版 公開:2020年8月13日 エリアトップへ

新型コロナ 市大が回復者抗体を調査 フリーアナ 赤江さんも協力

社会

公開:2020年8月13日

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山中教授(左)と赤江さん(提供/横浜市立大学)
山中教授(左)と赤江さん(提供/横浜市立大学)

 横浜市立大学医学部(金沢区福浦)の山中竹春教授らは8月から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の回復者を対象に、抗体測定の意義を明らかにする調査を開始した。回復者対象の大規模で長期の追跡調査は日本初。得られた結果から、国産抗体検査キットの普及やワクチン開発に貢献することが期待される。

 新型コロナウイルスに感染すると産出される抗体に関しては、様々な報道があるものの、未だ「その抗体が長期間残るのか」「残った抗体が再感染を防ぐ働きをするものなのか」などが明らかにされていない。

 この調査では、過去に新型コロナに感染した20歳以上の男女を対象に、PCR検査で陽性と判定された日からおよそ半年後と1年後にそれぞれごく微量の血液を採取。抗体の有無や、ウイルス感染阻止能力を測る。協力者には検査結果を無償で提供するという。

「未来の患者に還元へ」

 7月29日に行われた記者会見では、今年4月に感染したフリーアナウンサーの赤江珠緒さんも出席。「この病は生活様式を変えてしまうくらい大きな病。検査に協力することで、未知なるウイルスの輪郭を少しでも捉えられたら」と話した。また、この調査にはプロ野球元阪神タイガースの片岡篤史さんも協力を表明している。

 8月から調査を開始し、結果は随時報告していく方針で、早ければ9月に最初の調査結果が出るという。山中教授は「全国で初めての大規模な抗体検査で、未来の患者にも還元できるもの。できる限り多くの人にご協力いただきたい」と呼びかけている。

 協力の申し込みはコールセンター【フリーダイヤル】0120・299・300に連絡を。検査の詳細は特設サイト【URL】https://covid19-kaifuku.jpで確認することができる。

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