厚生労働省などが主催する「第56回献血運動推進全国大会」の厚生労働大臣感謝状授与者に、区内で献血活動を行う「横浜戸塚中央ライオンズクラブ」(LC)が奉仕団体として県内で唯一選ばれた。新型コロナウイルスの影響で表彰式は中止となったが、8月4日の同LCの定例会で自主的に感謝状授与の催しが開かれ、関係者から喜びの声が上がった。
厚労省と日本赤十字社、各都道府県が毎年献血運動を推進するために行う同大会。これに合わせ厚労省では献血活動に顕著な功績のある個人・団体を表彰している。感謝状は全国291団体、県内で9団体が選ばれており、同LCは長年の献血活動の功績が認められ、奉仕団体では県内唯一選出された。
神奈川県赤十字血液センターの松岡優美さんは「コロナ禍で企業献血が不足している際にも協力してくれている」。活動に積極的な団体だと説明し、「LCでも大臣表彰は珍しいことでは」。
40年間地道に活動
横浜戸塚中央LCは「We Serve(われわれは奉仕する)」をモットーに活動する国際協会の神奈川県地区クラブの一つとして1986年設立。当初から献血活動を行っており、現在25人の会員が戸塚駅東口等で年6回献血活動を実施している。日下部洋史会長は「戸塚高校で薬物乱用防止教室を開いた際、献血を呼びかけたところ生徒が駆けつけてくれうれしかった」と話す。
定例会では同LCの17人が参加。メンバーの一人である小松和芳さんから、日下部会長に感謝状が手渡されると、会場は大きな拍手で包まれた。
日下部会長は「諸先輩方の何十年もの功労を若い世代に引き継いでいくことを改めて感じ、身が引き締まる思い」と語り、「だれかの大切な人の命を救うための献血。8月30日にも予定しており継続していければ」。
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