開業40周年を迎えた東戸塚駅の駅長を務める 尾崎 広幸さん 平塚市在住 56歳
愛され続ける駅に
○…きょう10月1日に開業40周年を迎えたJR東戸塚駅。その記念すべきタイミングで今年駅長に就任。初めて東戸塚駅に降り立ったのは30年ほど前。「当時はまだ周りの建物も少なかったが橋上の駅舎が立派だった」と振り返る。駅長になり、周辺地域を散策して建ち並ぶマンションから通勤・通学利用者の多さを実感したという。
○…出身は北海道旭川市。1982年に地元を走るディーゼル機関車の運転に憧れ、国鉄に入社。しかし、その3年後には国鉄の民営化が確定し、神奈川県内に異動となった。その後は技術者や運転者の管理、人事の仕事を経験。今年の2月に初の駅長職として戸塚駅に赴任。東戸塚駅も兼任する。「裏方仕事が多かったから、お客様と最前線で触れ合える立場になりたかった」。入社時の目標だった運転手に自らがなる機会は回って来なかったものの「管理の仕事を通し、さまざまな人の気持ちを知ることができ今に生きている」。
○…中高生の頃は剣道に没頭。3段の腕前だ。その頃の師範が国鉄職員で、入社を決めるきっかけにもなった。一人娘が巣立った現在は妻と猫と暮らし、休日は趣味のゴルフや釣りを楽しむ。自宅そばの港に友人と船釣りに行き、体長1mを超える魚を釣ることもあるとか。「休日は外にいることが多く、1年中日焼けしています」と笑う。
○…現在、横須賀線の新車両の試乗運転も行われている。「運が良ければ、東戸塚駅から一足先に見られるかも」。本来であれば、周年を祝うイベントを企画するところだが、今回は社会情勢を踏まえ、開催はないという。「40周年を迎えることができたのは、利用する地域の皆さんのおかげ。東戸塚駅が50年100年と続くよう、サービスに努めていきたい」
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4月18日