「品濃白旗神社はいい遊び場だった」と常盤会長
--東戸塚駅周辺はかつてどんな街でしたか。
「私は生まれも育ちも品濃町です。現在の国道一号線から品濃小学校方面に向かう旧東海道辺りはみんな田んぼ。かつて、ここで作られたお米が献上米として納められていたと聞いたことがあります。学校帰りに川遊びをしたり、品濃白旗神社では、階段や木登りをしたりしていい遊び場でした」
--駅が出来る前後の思い出はありますか。
「品濃町は谷戸や尾根があって、そこを切り崩してマンションや商業施設が立っています。その昔は海が近かったそうで、開発で削った土から貝殻がいっぱい出てきたのを見ました。子安まで勤めへ出ていた時は、バスで戸塚駅か、弘明寺駅まで出て京急線に乗るなどしてましたから、横浜駅方面に出るには不便でした」
--現在の街の暮らしはいかがでしょうか。
「開発には反対運動もあり、さまざまな犠牲と苦労を経て区画整理が行われました。おかげで道は碁盤目調で、歩道も整備されています。徒歩15分圏内で行ける範囲で買い物ができ、生活する上では便利な街ではないでしょうか」
--町内会ではどんな活動をしていますか。
「例年だと、秋の体育大会や、７月には小学生向けのスポーツ大会。０歳から２歳児向けには毎月１回の子育てサロン、高齢者食事会は年４回あり、お弁当を食べながら、警察や消防の方を招いて振り込め詐欺や火災予防の話などをしてもらったりと、さまざまな活動があります。ただコロナの影響で、年内の行事や会合はほぼ中止に。来年２月、建国記念日に行う恒例行事の凧揚げ大会は、何とか開催したいですね」
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