フィンスイミングの日本選手権大会で好成績を残した 中西 希さん 横浜薬科大学4年 22歳
「やっぱり泳ぐの楽しい」
○…足ヒレを装着して泳ぐフィンスイミングに打ち込む。一昨年12月に行われた短水路日本選手権大会では初出場ながら両足にヒレを着けるビーフィンの200mと400ⅿの2種目で優勝を果たした。しかし、それ以降の大会がすべて中止に。1月に予定していた大会も緊急事態宣言を受け、中止となった。「優勝はラッキーだった。だから、次の大会で、優勝を何度もするような人と戦ってみたかった」と現状を残念がる。
○…父や姉の影響で5歳の頃に水泳を始めた。中学受験の際に「自分の取り柄はなんだろう」と考えた結果、頭に浮かんだのが”泳ぐこと”。中高一貫の強豪校への進学を決意し、メドレーでインターハイに出場をするなど競泳にのめり込んだ。大学進学を機に競技からは離れたが、2年前にフィンスイミングと出会う。競泳の個人では全国レベルに及ばなかったと悔しさを感じていたが、「フィンも同様の結果というわけではないからこそ、ハマった」と語り、「やっぱり泳ぐのは楽しいです」と笑顔。
○…横浜薬科大学では、以前から興味を持っていたというダンスを始め、キャンパスライフを満喫。臨床薬学科に所属し、2年後に控える国家試験に向けて勉強や研究にも励んでいる。「小さいころ喘息だったこともあり、薬が身近な存在でした。勉強は正直つらいけど、きっといましかできないこと。目標を目指してがんばります」と力強くうなずく。
○…5月からは病院などで実習が始まり、本格的に学業優先となる。新型コロナの流行により、練習も思うようにできずにいるが「フィンは働きながら続ける人が多い。まずは試験に合格することが大切だけど、練習を続けて、また大会に出たいです」と気合十分だ。
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4月18日