超党派による、横浜市戸塚区選出の神奈川県議会・横浜市会議員団が初めて、戸塚区と友好協定を結ぶ北海道下川町の森林が二酸化炭素を吸収することで発行される「カーボン・オフセット・クレジット」を購入。その「カーボン・オフセット」の証明書を授与する交流会が2月15日、区選出議員団、同町議会議員、吉泉英紀戸塚区長、谷一之下川町長などが参加するなか、オンライン(Zoom)で行われた。
戸塚区と下川町は2011年、友好協定を締結。それを受け、区議員団は2度同町を訪問、交流を深めてきていた。また、18年には同町産の小麦と区内産の梨を使った「ともだちウィートエール」を市内の地ビール製造会社が製造するなど、官民共同で友好促進を進めて来ていた。
今回のカーボン・オフセット・クレジットは、人口が多い都市部の経済活動や生活などを通じて排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、森林が多い山間部が吸収することにより「クレジット」を発行。都市部の住民らがそれを購入することで「相殺」するもの。
具体的に区選出議員団は、現在の任期中の活動中(事務所の電気や水道の使用)に排出する二酸化炭素の一部を、東京23区と同程度の面積を持ち、その9割が森林という同町が吸収することに対し、各議員が同町に二酸化炭素2トン分・2万円支払う。この取り組みを推進してきた、鈴木太郎市会議員は「CO2を減らしていくには、コストがかかることを広く周知することが目的。 我々議員が率先して範を示すために行った」と説明する。
交流会当日は、証明書授与からスタート。その後、同町議会と区議員団の交流会が行われた。谷町長は「コロナ禍でリモート交流会となったが、友好協定がこういう形に発展し、大変ありがたい。今回のカーボン・オフセット・クレジット、有効に活用させてもらいたい」と話していた。
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