横浜市会報告 区議員団がカーボン・オフセット 横浜市会議員 鈴木太郎
カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動で避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減る努力を行います。その上でどうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせる考え方です。
脱炭素化に挑む
戸塚区選出の地方議員合計9名は、友好協定を結ぶ北海道下川町が保有する温室効果ガス排出権を購入するカーボン・オフセットを実施しました。
戸塚区議員団によるカーボン・オフセットには3つの意義があります。
第一に、議員自らの活動から排出されるCO2を、オフセット・クレジットを購入することで削減すること。政府が2050年までのカーボン・ニュートラルを政策目標に掲げている今こそ、地域に密着した地方議員が率先して脱炭素化に向けた行動を起こすことは重要です。
第二に、戸塚区と下川町の連携。共に国からSDGs未来都市に選定されていますが、都市部と農村部の違いがあります。ほかでもない下川町のクレジットを購入することは、両地域の特色を補完し、より実効性の高い友好関係を築いていくことにつながります。
第三に、戸塚区議員団が超党派で取り組んでいること。政党が違う議員間では、主張する政策に違いがありますし、選挙ではお互いしのぎを削っています。しかし脱炭素化のような大きな政策目標には一致団結して挑戦することが重要です。
これを機に、脱炭素化を含めたSDGsの機運を高め戸塚区議員団と下川町議会が連携を深めていこうという目的で、「SDGs麦梨連盟(むぎなしれんめい)」を設立。「麦梨」の名前の由来は、友好協定を締結後に両都市の友情を祝し下川町の小麦と戸塚の梨で作ったクラフトビールにちなんでいます。
今後はこの組織を中心に啓発を行っていきたいと思いますが、そもそも戸塚区選出のすべての県会・市会議員が参加して取り組んでいるので、何よりもそれぞれの議員が個々の活動を通じて脱炭素化に向けた機運醸成をはかることが重要です。
こうした些細な取組が大きなチャンスを創ると信じています。
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