環境問題に関心が高まるなか、区内でも熱心に啓発に取り組む団体がある。とつかエココーディネーター協議会は2016年の発足以来、戸塚区とも連携を取りながら出前講座を開くなど活発な活動を続けている。
15年度、区が初めて行った「とつかエココーディネーター養成講座」を修了した27人が「このまま終えたらもったいない。身近なエコ活動を地域に啓発しよう」と立ち上げたのが同協議会だ。
設立に尽力したのが、のちに会長に就く高嶋威男さん。会社員時代、環境事業に携わった経験を生かし、川上地域エコ活動委員会の事務局長を務めていることから、養成講座では講師も担当。区に啓発団体の必要性を訴え、形にしたものだ。
家庭の省エネ法紹介
主な活動は自主事業と区との協働事業の2つ。
自主事業のメインは地域住民に出前で環境問題の重要性を説く「キャラバンエコ講座」。家庭での省エネ手法や、資源循環局職員を講師に招いたゴミ削減方法などの講演を企画する。
協働事業では、区役所でのパネル展示、エコフェスタなどを実施。また、区・市内のSDGs企業を紹介する区作成の冊子作りにも協力する。
高嶋会長は「キャラバン講座では、ドライヤーの設定を弱めるだけでエコにつながるなど、身近な生活の話をする。ホームページを立ち上げ、デジタル化を推進中。今後はオンライン講座なども行いたい」と語った。
講演会の参加者募集中
協議会が区に講師選定のアドバイスなどを行った環境問題講演会が7月31日、区役所で開催される。申込方法・詳細は区政推進課【電話】045・866・8327。
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