「腹話術の会きずな」横浜戸塚支部を開設、8月22日に初心者向け講座を行う 渡邉 勉さん 名瀬町在住 70歳
戸塚で腹話術を盛んに
○…「まゆ毛のワタナベ」の芸名で腹話術を始め11年目。川崎を拠点に会員88人を擁する「腹話術の会きずな」に所属。各地で披露してきたがコロナ禍で活動の機会が激減。しかし「心まで萎縮してはいけない」と毎月の例会で発表の場を設けながら研さんを積んできた。8月22日とつか区民活動センターでの講座を機に、同会横浜戸塚支部の開設を進める。「低い山かもしれないけれど底辺を広げるような活動が出来たら」と意気込む。
○…10年ほど前、青山学院大の講座で知り合った腹話術の講師に3年習い、その縁でしろたにまもるさんが代表を務めるきずなに入会。「しろたにさんは師匠。人をけなさず、喜ばせる笑いを届けている」とあがめる。昨年には日本腹話術普及協会インストラクターの資格も得た。7年前、妻の故郷横浜で親戚も住む戸塚に越して来てからは、名瀬地区の保健活動推進員を務め、口腔ケアの講演なども開催してきた。腹話術で健康をテーマに話すこともある。
○…東京都葛飾区の亀有出身。幼い頃は眉毛が太い事がコンプレックスとなり「自信のない人生」だったが、大学で環境が変わり少しずつ前向きな性格に。23歳で父の経営する会社が倒産になる苦難に見舞われるも、母の言葉「何とかなるさ」に支えられ、30代から定年まで歯科業界で働いてきた。
○…腹話術の魅力は「3カ月から半年くらい練習すれば人前で出来るようになりますよ。正面向かって言えないことも、人形を通じてなら伝えられることもある」。しろたにさんの「どんなに時代が変わっても人は心で動く」という教えを胸に、上手くなる以上に「来てよかった、楽しかった」と思ってもらえる会に、地元から裾野を広げていく。
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4月18日