川上地区連合町内会(藤井克彦会長)は10年以上前から地域と一体となり、環境保全に力を入れている区内屈指のエリアだ。10月2日には、一般の参加ができる、専門家を招いた講演会も企画。熱の入った活動がいまも続いている。
同連合町内会は2010年11月、「川上地域エコ活動委員会」を組織し、環境活動を本格的に取り組み始めた。背景には、市が2008年に着手した、25年度までに市民1人あたり温室効果ガスを30%以上削減を図る脱温暖化行動方針「コード30」がある。「これに町内会が一体となり協力することした」と話すのが、高嶋威男同委員会事務局長だ。
具体的には夏・冬、各3カ月間にわたり、全4500世帯に各家庭の1カ月の電気、ガス料金を把握してもらい(環境家計簿)、使用量を減少させることが目的だ。この取り組みは現在も継続している。また、大きな転機となったのが、2011年に同連合町内会、戸塚区、北海道下川町の友好協定の締結。以後同連合町内会は、同町との間で「カーボン・オフセット」を行っている。また、子どもたちが互いの街を行き来する交流も続けている。藤井会長は「地球温暖化対策はまったなしの状況。広く周知していきたい」と語る。
SDGsがテーマ
10月2日(土)、フォーラムで「環境講演会&北海道下川町からのメッセージ」を開催。東京都市大学大学院の佐藤真久教授によるSDGsをテーマにした講演会のほか、北海道下川町の紹介映像を放映。午後1時半から4時。600円(中学生以下無料)。先着170人。詳細は【電話】045・827・2701(平日午前10時〜午後0時半)。
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