B3リーグのプロバスケットボールクラブ「横浜エクセレンス」に今季から加入した 塚本 雄貴さん 平戸町在住 24歳
「バスケ」の情熱失わず
○…都内から横浜に拠点を移し、10月に開幕戦を控えるバスケットボールクラブ「横浜エクセレンス」。今季からチーム唯一の戸塚区出身選手として加入し、「いつかは地元でプレーがしたいと思っていた」と声を弾ませる。昨シーズンはどのチームにも所属しておらず、一度はプロ選手を諦めかけていただけにチームへの思いはひとしお。「今年は勝負の年。選手である以上勝利が必要」と意気込みは十分だ。
○…平戸町出身で現在も母と同地で暮らす。物心がつく前から地元バスケチームに顔を出し、「常にボールが真横にあった」。そのまま競技にのめりこみ、高校は推薦でアレセイア湘南、大学は専修大学へ。主将を務めた4年時にはインカレで準優勝も果たすなど活躍した。八王子を拠点にするプロチームに所属していたが、昨年契約が切れたことから「一年考えてみよう」と活動を停止。その結果わかったことは「やっぱりやりたくなっちゃう」。プロ選手育成を目的とした場への参加などを経てつかんだ今回のチャンスは、自身のターニングポイントとして位置付けている。
○…司令塔としてコートでリーダーシップを発揮するポイントガード。昔から「自分ではなく、だれかにハッピーになってほしい」という思いが強く、味方をアシストするプレーが武器。バスケの魅力は点数が積み重なる展開の速さとしながらも、やはり「チームとして勝つ瞬間」にこそ面白みがあると力を込める。
○…オフの日はカフェで過ごすことが多く、自身の分析も兼ねた大切な時間。「この1年があったからこそいまの自分がある」として、「努力は報われる」が座右の銘だ。10月からの試合に向けては「パスを一番に見てほしい。敵を欺くパスができれば」と語った。
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4月18日