戸塚警察署がこのほど、同署管内で詐欺の未然阻止に寄与したとして横浜銀行戸塚支店、ファミリーマート戸塚鳥が丘店、横浜深谷郵便局の3社を表彰した。同署の伊藤博之署長は「戸塚区は県内でも特殊詐欺の発生件数が上位に位置する。阻止に協力いただき、大変ありがたい」と感謝を述べた。
横浜銀行戸塚支店では「息子を名乗る男性から携帯を落として番号が変わった。急いで現金を用意してほしい」と電話で伝えられたという高齢者から問い合わせがあり、様子を不審に思った従業員が警察に通報。詐欺を防いだ。対応にあたった従業員の堀田亜子さんは「今後も大事なお客さまの預金を守るため、協力していきたい」とコメント。
ファミリーマート戸塚鳥が丘店では常連客の高齢者が顔色を変えてプリペイドカードを購入しようとしていたため、声をかけ警察に相談するよう呼び掛けた。高齢者は帰宅後に通報し、詐欺であると発覚。対応した同店の佐竹洋子店長は「地域の方があってのお店。今後も詐欺撲滅に協力していきたい」と話した。
横浜深谷郵便局では「息子に金を用意してほしい」と言われたと話す高齢者に対し、話を詳しく聞き、詐欺の可能性を疑い通報。対応した柴崎貴司さんは「何十万件の1件だが、防ぐことができて光栄。社内でも共有して協力していきたい」と話した。
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