九州地方で1月22日に震度5強の地震が発生するなど、自然災害への不安が募る昨今。戸塚区では不測の事態に被害を最小限におさえる”減災”の啓発に力を入れている。2月12日(土)には「とつか減災フェア」も行う。
内閣府では減災のポイントに「自助、共助」「地域の危険を知る」「地震に強い家」「家具の固定」「日ごろからの備え」「家族で防災会議」「地域とのつながり」の7つを掲げる。
これを踏まえ、戸塚区は防災講演会や広報誌での防災啓発、自助共助の取り組み支援、地域防災拠点防災訓練への支援・資機材の整備などを行ってきた。
一昨年7月から新たに、マンション自治会や管理組合を対象とした防災の出前講座や研修会も実施。過去の震災や水害におけるマンションの被害を踏まえ、必要な対策を専門家を招き講義し、減災への意識づけに努めている。
巨大震災を疑似体験
昨年はコロナ禍で中止となったとつか減災フェア。今年はオンラインで臨場感あふれる映像を駆使しながら、災害時に感じる「焦り」や「混乱」「不便」を体験するアトラクションを実施。防災を学ぶ謎解きも交え、大地震発生時の行動をイメージさせ、”待ったなし”の自然災害への備えの重要性を伝える。
時間は【1】午前9時〜【2】11時〜【3】午後1時30分〜の3部制で80分間。対象は区内在住または在学者。Zoomができる電子機器と安定したインターネット接続が必須でパソコンが推奨される。参加無料で事前予約制。
区の防災担当者は「子どもから大人まで楽しみながら学べるアトラクションです。興味を持って参加してもらい防災に着手してほしい」とイベントへ意気込む。また、コロナ禍での減災に対する取り組みについて「3月にはオンラインで防災講演会を企画しているほか、コロナ禍での訓練メニューの提案などをしている」と話した。
マンション防災講座や地域防災に関する相談・依頼は区総務課防災担当(【電話】045・866・8307)まで。
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