横浜市は、不動坂交差点への歩道橋設置工事を現在行っており、長期間にわたる地元住民の要望がいよいよ実現する。完了は2023年度末となる見込みだ。
エレベーターを設置
歩道橋は長さ約基40m・幅3m、国道1号横浜方面側に設置。工事は昨年12月から開始している。工程は以下で進む予定だ。▽不動坂交差点手前のスペースでの橋脚基礎工事▽橋脚工事、桁架設工事▽自転車を主な対象にしたスロープ工事▽橋脚そばに設置するエレベーター(2基)工事を施すという。23年度末にすべての工事が完了、供用を開始する見込み。それに伴い、横断歩道はなくなる。
併せて戸塚駅方面から横浜新道方面へ向かう車線(左折車線)を5mから42mに延伸する。このほか、国道1号の横浜方面から不動坂交差点へ流入する右折車線が25mから40mに、左折車線が18mから90mに延伸する改良工事にも着手する(いずれも23年度末完了予定)。
また、不動坂交差点の慢性的な渋滞の解消・緩和を行うため計画されているのが、国道1号の「ポーラ」前あたりから同交差点前までを、現在の2車線から4車線に拡幅する工事だ。これについては市担当者は「時期は未定だが、用地取得を進めており、実施する」と話している。
児童らの安全確保へ
不動坂交差点は国道1号、横浜新道方面に進む戸塚支線、県道瀬谷柏尾の起終点が交差・接続する区内屈指の交通量となる地点だ。多方面から車両が流入してくるため、歩行者が横断歩道を渡る際、どうしても危険が伴ってしまう。
2012年に同交差点近くに大型マンションが建設。ここに住む児童が柏尾小学校への通学路に交差点を横断することから、地元住民は安全確保を図りたいと切実に願っていた。
齋藤純一柏尾地区連合町内会長は「マンションの保護者の方が毎朝5人、交差点近辺で見守り活動をしているほか、登下校時には柏尾小学校学援隊も見守り活動を行っている。歩道橋ができれば心理的な負担は軽減される。紆余曲折、長い時間はかかったが、ようやく設置のめどがつき、安堵している」と語る。
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