神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2022年3月24日 エリアトップへ

2022年度戸塚区予算 「人とのつながり」に重点 デジタルを積極活用

社会

公開:2022年3月24日

  • LINE
  • hatena

 2022年度の戸塚区の自主企画事業費が確定した。21年度に引き続きデジタルの活用などを取り入れ、ウィズコロナ時代においても「人と人とのつながり」創出に力点を置いた編成となった。

 区独自の取り組みにつながる「自主企画事業費」は、1億485万8千円。21年度とほぼ同額で、基本的な考え方も同様に5項目=表参照=に分かれている。

 予算全体においてとりわけ力点を置いたのが、「つながり」だ。区はコロナ下においてさまざまな地域活動ができない状態になっているとみており、デジタルなどあらゆる手段を講じて活性化促進を行う考えだ。

 具体的には、「人と人とがつながるまちづくり」の区民活動センター運営事業として、21年度に好評だった高齢者のスマホ講座や、地域コミュニティ構築のためのZoomアプリ講座などを継続実施していく。また、地域で居場所づくりに取り組む活動団体への補助を、オンラインサロンなどデジタル領域も含めて対象を拡大するほか、地域ケアプラザ相談業務のオンライン化検討などが挙げられる。

 そのほか、2年連続で中止されている「戸塚区民まつり事業」も”つながり”の最たるものとして区担当者は「今年はなんとしても実施したい。あらためて地域の方とともに開催場所選定や新形式での実施等検討していければ」と説明する。

ハートプラン推進

 同事業費編成において、4つの視点として▽ウィズコロナ▽減災・防災▽デジタル▽脱炭素・環境――を横断的な柱として取り入れられた。そうした中で区がもっとも大きな予算を充てたのが「誰もが自分らしく健やかに暮らせるまちづくり」だ。昨年策定された「とつかハートプラン」(地域福祉保健計画)の実質的な初年度ととらえ、推進事業に取り組んでいく。具体的には、地域支援調査研究やパラスポーツを通じた障害理解の促進、民生委員活動支援など。

 また、同項目内では健康づくり事業としてオーラルフレイル(口腔機能の軽微な低下)予防啓発のための講話の実施、子育て支援サービスの拡充なども計上されている。

給電装置を設置へ

 減災・防災においても重要項目と位置づけ引き続き注力する方針だ。「安全・安心を実感できるまちづくり」の新規事業として、区内施設に災害時に使える可搬式の給電装置(ガス式発電機)の設置が盛り込まれた。

 区担当者は「一番大事なのはやはり人と人とのつながり。コロナ禍においても区民の安全・安心と活力を守るため、全力で取り組みを進めていきたい」と語った。

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

母校・明学の応援歌制作

スカパラ・茂木欣一さん

母校・明学の応援歌制作

戸塚で学生とお披露目

4月11日

開校式で新たな一歩

いずみ野小学校

開校式で新たな一歩

「学校の良さ2倍に」

4月11日

開通に喜びの声

不動坂交差点歩道橋

開通に喜びの声

関係者が「渡り初め」

4月4日

精神障害サッカーで全国へ

飛田秀樹さん(泉区岡津町)

精神障害サッカーで全国へ

「喜び分かち合いたい」

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook