中外製薬(株)が日立製作所跡地で建設を進めている「中外ライフサイエンスパーク横浜」の開発中グラウンドを、戸塚小学校に貸し出しする方向で調整していることがこのほどわかった。校舎建て替え期間中の2024年から完了までの約6年ほどの見込み。貸し出すのは上倉田町の敷地にあるグラウンドで、今後詳細を詰めていくという。
グラウンドは約125m×80mの約1万平方メートルの広さで、全面を人工芝で敷き詰める(現在はその前のアスファルトの状態=写真)。同社の福利厚生施設の一つとしてラグビー、サッカーなどができるほか、隣には2面のテニスコートを用意。また、約390平方メートルのクラブハウスと、約95平方メートルの別棟(トイレ・倉庫)が併設され、これら施設も児童に貸し出される。
想定としては1000人いる全学年を2学年ずつ、平日月・水・金の午前中に貸し出すという。同社担当者は「我々も区民の一員になるため、地域に開かれた信頼される事業所になるべく地域貢献活動をしてきた。その中で今回のものはとくに切迫性の高いもの。ぜひ協力できれば」と話す。
工事進捗状況は98%
2019年から工事を開始した同地の開発計画。進捗状況は6月9日時点で98%といい、内装・建物はほぼ完了。今年の10月竣工に向けて順調に進んでおり、行政の検査が控えている状態という。関連してこの3月には、横浜市が都市道路計画に基づき、西側戸塚駅方面出入り口前道路の切り替えを行っている。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|