戸塚区内を活動拠点とする剣道道場「戸塚道場」の小中学生9人がきょう7月28日から行われる「全国道場少年剣道大会」団体の部へ出場する。指導部長の槌田(つちだ)和博さんは「全国に向けてやってきた。全力を引き出して挑んでいく」と闘志を燃やす。
各県予選団体戦を突破した道場生が出場する同大会は、「少年少女剣士の甲子園」とも言われる。団体戦は今月28日に小学生の部で約600団体が、29日に中学生の部で約500団体が、日本武道館で火花を散らす。
今回、同道場からは小学生1チーム、中学生2チームが出場。1チーム3人で構成されており、順番に2分間(中学生は2分30秒間)の試合を行い、2本先取したチームの勝利となる。昨年の団体戦は全国ベスト8という成績を残したが、常に目標として掲げる「日本一」を目指す姿勢は今年も変わらず、「ここですべての力を出してほしい」と槌田さんは話す。
「本番と同じように」
1956年に発足した戸塚道場は、現在区内を中心に老若男女問わず100人以上が在籍。週4回、戸塚小学校の体育館で稽古を行う。
県予選では練習試合をする相手も多く、ある程度相手の実力や戦い方が把握できていたという。しかし、全国大会では初めて竹刀を交える相手がほとんど。攻撃も防御も臆さぬように、試合で発生するさまざまな状況を想定した稽古を行い、県外遠征も取り入れて、槌田さんは「本番と同じような気持ちで練習することを常に意識させている」。
現在は体力温存やけが防止も兼ねて激しい稽古を避け、今までの努力や目標を改めて振り返るような声掛けを行い、精神統一に力を注いでいる。県予選団体で大将を務め、個人戦で準優勝した天野漣くん(小6)は「道場代表として頑張ってきた成果を全て出し切りたい」と熱意溢れる意気込みを語った。また、個人戦の全国大会は10月に愛知県で開催される。
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