「落ち着いた雰囲気のなかで、集中して学習できる場所をつくれたら」――。そんな思いで泉区在住の大学1年生、森本明希恵さんらが多世代交流スペース「宮ノ前テラス」(泉区中田東)で、無料塾「みやまえ塾」を運営している。
毎週日曜日の午後、小学校〜高校までの児童生徒約10人ほどが集まって勉強しており、第3日曜日には地元住民らと様々なものをつくる「体験活動」も行われている。
質問も気軽に
もとは同所で行われていた学習支援のボランティアを務めていたという森本さん。寺子屋のような雰囲気で活気があった一方で、「静かな場所で勉強したい」との声もあったという。そこで後輩らに声をかけ、今年4月に新たな塾を開講した。「先生と生徒の歳が近いので気軽に質問できる空気があり、学年や学校を超えた繋がりも生まれている」と森本さんは手応えを語る。
また運営メンバーの山口智子さん(高2)は、「事前学習が大変なこともあるけど、子どもたちが問題を解けたときはうれしいです」と笑顔で語った。
同塾では生徒のほかに、一緒に塾の運営や体験活動の企画づくりを行う講師も随時募集中。問合せはmiyamaejuku@gmail.comへ。
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