戸塚区内の少年野球チームに所属する小学生児童からなる「戸塚区選抜」がこのほど、横浜市各区選抜大会に出場し、3年ぶりの優勝を果たした。決勝トーナメントの全試合を0点に抑えた投手力と、チャンスをとらえた打撃により頂点に立った。
市内各区で選手を選抜し結成されたチームが優勝を争う同大会は、今年で39回目。戸塚区選抜には、17チームから6年生25人が参加した。事前に行われた予選リーグを勝ち上がった10チームにより、2月に決勝トーナメントが開催された。
南区選抜と対戦となった準決勝は、キャプテンで投手の面本(おももと)和輝君の好投により序盤から投手戦に。4回にチャンスをとらえた3番・小島想生君によるホームランによって勢いがつくと、6回に4番・野方稜介君が追加点を重ねるなどし、3対0で勝利を収めた。
迎えた決勝の相手は瀬谷区選抜。3番・小島君の打撃が爆発し、全打点となる4点をたたき出した。またエースの須藤仁君による安定したピッチングで失点を0に収め、勝利をもぎ取った。戸塚区選抜の優勝は3年ぶりで、記録が残る第5回大会以降、5回目。
「経験を将来につなげて」
本大会に向けて11月に結成された戸塚区選抜。各チームのスケジュールを縫って、2週間に1度のペースで練習を重ねた。
「戸塚区は毎年レベルが高く、今年も能力のある選手が集ったが、まずはチーム内でよい関係をつくらないと勝てないと考えた」と話すのは常盤雄一郎監督。日ごろライバルとしてたたかう選手らの心がひとつになるよう、コーチが中心となって選手間のコミュニケーションが円滑になるよう力を注いだ。
また面本君のキャプテンとしての貢献も大きかったという。面本君は「チームワークが大事と思い、早くメンバーの名前を憶え、練習では名前で呼びかけるように心がけた」と話す。
今回の準決勝・決勝では、選手全員が会場となった横浜スタジアムでプレーした。常盤監督は「大きな舞台に立った記憶を残してほしかった。ライバルどうしが同じチームで教え合い意識しあったこの経験を、中学・高校での活躍につなげてもらえると嬉しい」と振り返った。
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