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栄区版 公開:2011年5月19日 エリアトップへ

区民と行政の連携生かして 尾仲新区長に聞く 今後の区政運営と抱負

公開:2011年5月19日

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「区民のやりたいことについていく」と語る尾仲区長
「区民のやりたいことについていく」と語る尾仲区長

 5月1日付で12代目の栄区長に就任した尾仲富士夫氏(51)に対し、本紙はインタビューを行った。尾仲区長は、栄区の印象や今後の抱負などについて意欲的に語った。(聞き手/本紙編集長・鮫ヶ井友美)

 ―就任から2週間と少し過ぎました。栄区にはどのような印象を持ちましたか

 区長―区民と行政の連携がとれている印象を持ちました。区長としてそういう部分を大切にしていきたいです。区民と行政が連携する様子を見ながら自分が変わっていけば、先入観にとらわれることなく、良いアイデアも生まれると思いますので、区民・職員それぞれの立場に立って物事を考えていきたいと思います。住まいは藤沢ですが、これまで大船駅から根岸線に乗り換えて関内の市庁舎へ通勤していました。本郷台はちょうど本を読み始める辺りでしたね。就任後、区内の施設や団体の会合などであいさつをしましたが、これからもできるだけたくさん顔を出して区民と色んな話ができればと思います。

―例年4月1日付の人事異動ですが、今年は東日本大震災の影響で5月1日付になりました

 区長―これまで土木の仕事に携わる機会もありましたが、大震災は衝撃でした。社会の有り様や価値観など色んなことが変わったと思います。行政のあり方や地域のつながりもこれまで以上に大切に感じました。被災地の避難所の運営は役人の仕事ではなく、地域のコミュニティそのものです。生死に関わる状況になった時、いかに平和に運営できるか。そういう意味では地域活動が盛んでセーフコミュニティなどにも区独自で取り組む栄区の地域力は、横浜市内の中でも一番強いのではないでしょうか。

―今年度はどのような取り組みを行いますか

 区長―「セーフコミュニティ」と「緑を含めたまちづくり」、高齢者や子育て環境などについての「地域福祉計画」を3本柱にします。セーフコミュニティは世界保健機関協働センターから平成24年度に認証を受けることを目標に取り組んでいますが、栄区のブランドにするために認証を受けるのでは意味がありません。セーフコミュニティをきっかけに地域が活性化し、認証を受けた後、区民一人ひとりが自ら危機を察知し、事故や事件を予防していく自力を身につけるよう、ステップアップしてほしいです。栄区は高齢化率が市内で最も高いまちです。5年、10年後を考えると若い人を入れることが必要になってきます。最近、色々な価値観がある中で若い人たちの自然体験への関心も高まってきました。栄区は緑の多いまち。良いところを変える必要はありません。自然を生かして若者の関心の一翼を担えればと思います。

―抱負や区民へのメッセージをお願いします

 区長―区民一人ひとりの思いを把握できるような関係をつくりたいです。そのために区役所が手を携えていくべきだと思います。価値観の多様化に対応できるよう磨き、区民の”やりたいこと”についていきますので、宜しくお願いします。
 

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